コンプライアンス

【コンプライアンス】

元々、コンプライアンスという英語には「応じる、守る、従う」という意味があります。

しかし、ビジネスの場で用いられるコンプライアンスとは、企業が法律や企業倫理、内規などを遵守して企業活動をすることを指します。

 

コンプライアンスには①倫理、②社内、③法令の3つの柱があります。

①は、社会の常識や倫理といったものを守ることを指します。②は、社内で取り決められている規定やマニュアルなどのルールを遵守すること、③は法律で定められた企業のルールを遵守することを指します。

 

現代のようにコンプライアンスの必要性が高まった背景には、食品偽装問題やマンションの耐震偽造問題など、企業の不祥事によって起こった事件が相次具ようになったことがあります。こういった不祥事が発覚した企業は、行政から処分を受ける他、企業としての責任を果たしていないと評価されるようになり信用を失ってしまいます。そのため、企業がコンプライアンスを強化していこうとする傾向が見られるようになりました。

 

コンプライアンス体制が整っている企業は、会社としての責任を果たしているとみなされやすくなり、信頼の構築や業績の安定などに必要不可欠なものになってきています。