在庫管理の保管場所は?置き場に困った際の改善方法を解説

在庫管理において、保管場所をどうするかというのは大きな問題です。在庫の置き場の選択肢としては、会社で保管するか、外部サービスを利用するかのどちらかになるでしょう。どちらの方がいいのか、判断に悩んでいる人もいると思います。この記事では在庫管理の保管場所について、自社と外部サービスそれぞれのメリットやデメリット、知っておきたいポイントなどを解説します。

在庫の保管場所

在庫の保管場所として代表的なのは、自社での保管と外部サービスを利用した保管の2つです。それぞれの特徴について、以下で見ていきましょう。

 

自社で保管する

保管場所の一つとして、普段勤務している会社、つまり自社を使う方法があります。自社を置き場とした場合、商品の仕入れから配送まで、一連の流れを全て自社で行うことになります。

 

外部サービスを利用する

自社での保管以外の方法としては外部サービスの利用があり、主に、トランクルームやレンタルオフィスなどが該当します。これらのサービスに関しては、後ほど詳しく解説します。

在庫を自社で管理する際のメリット・デメリット

在庫保管を自社で行うことのメリットとデメリットを、以下で見ていきましょう。

 

メリット

自社を在庫の置き場にするメリットの1つとして、初期費用が抑えられるという点があります。外部に委託すると、どうしても料金が高額になります。最初はコストを抑えて柔軟に対応した方が、仕事をスムーズに進めやすくなるでしょう。
在庫の管理を自由に行える、という点も重要です。外部委託の場合、状況によっては在庫の確認を迅速に行うことが難しくなります。自社での管理であれば、状況に応じた在庫管理を行うことができます。

 

デメリット

自社で在庫管理を行う場合は、管理に関する専門知識が必要です。社内に専門知識を有している人がいないと、知らない内に法令違反していたなどの問題が発生する可能性があります。
また、保管場所を広げなければいけなくなった場合、自社だとスペースの増設などが簡単にできないこともあります。
他にも、保管するための人材を用意する必要があり、専門知識を身に付けるために人材育成にもそれなりにコストがかかります。

在庫保管ができる外部サービス

在庫を保管するために利用できる外部サービスとして代表的なのは、トランクルームとレンタルオフィス、貸し倉庫です。それぞれの特徴について、以下で解説します。

 

トランクルーム

トランクルームは在庫を保管するための場所を提供し、管理も行ってくれるサービスです。トランクルームには主に3種類あるので、以下でチェックしておきましょう。

  

屋外型

屋外型は、空き地や道路沿いなど屋外に設置されているトランクルームです。
コンテナのような外観をしているのが特徴で、大きめの荷物でも預けることができます。敷地内に車で入ることもできるので、荷物の出し入れがしやすいという特徴もあります。
屋外にあることから、天候の変化の影響を受けやすいといえます。また、誰でも敷地内に入れるという性質上、セキュリティ対策が不十分ともいえます。

  

屋内型

屋内型は、建物の敷地内に設置されているトランクルームです。
屋外型と比べて天候の変化による影響を受けることが少なく、気温や湿度に左右されやすい荷物でも、安心して預けることができます。セキュリティ対策が充実しているタイプが多く、監視カメラの他に定期的にスタッフの巡回も行われています。
料金は、屋外型と比較すると高い傾向にあります。なるべく安く抑えたいと考えている場合は、不向きといえるでしょう。

  

宅配型

宅配型は、保管だけでなく荷物の運び出しから取り出しも含めて、運営会社が行ってくれるタイプのトランクルームです。
保管してほしい荷物を会社で用意しておけば、後は運営会社側で荷物を運び出して、専用のトランクルームで管理してくれます。取り出したい時は配送してくれるので、運び出しと取り出しを会社で完結させることができるのは、大きなポイントです。
預けられる物のサイズや重さにはある程度の制限があるので、事前に確認しておく必要があります。また、取り出す時は配送になるのである程度時間がかかり、必要なタイミングで受け取れない可能性もあります。

 

貸し倉庫

貸し倉庫は、全体的にスペースが大きいタイプが多いです。荷物のサイズが大きい、荷物の個数が多いなど場所を取ることが想定される場合は、貸し倉庫を活用するのが便利です。
トランクルームと違い、賃貸人側である運営会社に補償責任が無い点は注意が必要です。貸し倉庫はあくまで場所を提供するだけのサービスなので、荷物の管理には責任を負っていません。
また、契約期間が長いタイプが多く、1年以上に設定されているケースも珍しくありません。短期間での利用を考えている方は、トランクルームかレンタルオフィスを検討した方がいいでしょう。

 

レンタルオフィス

レンタルオフィスを借りることで、荷物の保管場所にすることも可能です。
個室で鍵が付いているので、荷物を安全に預けることができます。オフィスなので、事務所として利用することもできます。在庫を管理する場所兼作業スペースとして利用すれば、業務効率のアップにつながります。

在庫の保管場所を選ぶ際のポイント

在庫の保管場所を選ぶ際は、以下のポイントに注目することが重要です。

  • 取り出しやすさ
  • セキュリティ
  • 保管環境

それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

 

取り出しやすさ

預けた荷物を取り出しやすいかどうかは、使いやすさに直結するので重要なポイントです。
好きなタイミングで取り出せるかという時間的な使いやすさと、荷物を取り出しやすい作りになっているかという物理的な使いやすさがあります。
利用を検討している保管場所の特徴は、事前に調べておくことをおすすめします。

 

セキュリティ

セキュリティ対策がしっかり行われているかどうかも、確認しておきたいポイントです。
監視カメラや防犯センサー、スタッフの巡回などがあれば、安心して預けることができます。
扉が頑丈になっていて突破されにくいなど、扉自体にセキュリティ対策が施されているタイプもあります。

 

保管環境

保管環境が整っているかどうかも、重要です。
具体的には空調設備があるかどうか、天候に左右されやすいかどうか、といった点が挙げられます。例えば、屋内で保管するタイプであれば空調設備が整っており、雨風などの影響を受けにくいので、傷みやすい繊細な物でも保管しやすいです。

在庫の保管には宅配型トランクルームがおすすめ

宅配型トランクルームはここ数年で増加傾向にあり、在庫の保管におすすめできるサービスとなっています。おすすめできるポイントを、以下で解説します。

 

在庫の搬入が不要

在庫の搬入が不要になるのが、宅配型の大きな特徴です。
保管する在庫を会社で準備して現地まで運び出す、という作業を普段の業務に加えて行うのは、とても労力がかかります。運び出す手間を省くことができれば、業務の効率化につながるでしょう。

 

温度・湿度管理

搬入された在庫は、専用のトランクルームで管理されます。
空調による管理が行われているので、温度や湿度の影響を受ける可能性が低いです。そのため、幅広く様々な物を預けることができます。

 

24時間セキュリティ対策

常に監視体制が整っており、24時間いつでもセキュリティ対策が施されています。
盗難や破壊などの被害は、いつ起こるか分かりません。常に万が一の事態に対応出来るシステムがあるのは、利用者にとって安心できる要素となります。

在庫の保管するなら『ストックマモル』

自社の在庫の管理を外部サービスに任せたいのなら、「ストックマモル」がおすすめです。おすすめできるポイントを、以下で紹介します。

 

WEBで簡単手続き

WEB上で簡単な手続きを行えば、利用することが可能です。
最短で手続きを行ったその日に利用することもできるので、すぐに使いと考えている方にとって便利です。

 

取り出し時に指定の場所に配送可能

荷物を取り出す時に、営業先や取引先、主催するイベントの会場など自社以外の場所に配送してほしいこともあると思います。
場所をあらかじめ指定しておけば、特定の場所に配送してもらうことができるので、非常に便利です。

 

WEB上で預けた荷物の確認が可能

預けた荷物は写真撮影が行われ、荷物の写真はWEB上で閲覧することが可能です。保管されている荷物が可視化されていつでも確認出来るのは、利用者にとって嬉しいシステムです。

 

不用品の廃棄

保管が不要になった荷物はしっかりと廃棄を行い、個人情報などが残らないように配慮してくれます。
廃棄は、WEB上で手続きを行うことで完了します。

まとめ

自社を在庫の置き場にするのと、外部サービスを利用するのには、それぞれメリットとデメリットがあります。自社管理ではコストが抑えられ、管理しやすいという特徴がありますが、在庫が増えると管理に限界が来る可能性もあります。「ストックマモル」は在庫の管理における課題に柔軟に対応し、利用者の方が安心できる形で保管してくれます。自社での保管場所が足りなくて困っているという方は、ご利用を検討してみてください。

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