トランクルームは短期利用可能?1日や1ヶ月利用する際の注意点を解説


自宅やオフィスに荷物を置くスペースがない場合、トランクルームを利用するのが便利です。どれくらいの期間利用するかは利用者によって異なりますが、1日や1ヶ月など、短期利用の需要が高い傾向にあります。この記事では、トランクルームの短期利用を検討している方に向けて、短期利用のケースや注意点などを解説します。

トランクルームは短期利用可能


トランクルームは、短期利用することが可能です。
1ヶ月の短期利用に対応しているトランクルームは、数多くあります。一方で、中には短期利用可能なトランクルームもありますが、1日や1週間といった短期利用に対応しているトランクルームは、多くはありません。
利用期間が1ヶ月未満の場合でも、1ヶ月で契約して利用することが一般的となっています。つまり、仮に1日しか利用しない場合でも、1ヶ月分の使用料金を支払う必要があります。

トランクルームの短期利用のケース


トランクルームの短期利用は気軽に行うことができるということもあり、様々なケースで利用されています。
以下で、個人利用の場合と法人利用の場合に分けて解説します。

個人利用の場合

個人利用でトランクルームの短期利用を行うケースには、以下の4つがあります。

  • ・引っ越し時の荷物の一時的保管先
  • ・家のリフォーム時の家具の一時的保管先
  • ・転勤やIターン・Uターンが決まった際
  • ・仕事の荷物の置き場

それぞれのケースについて、詳しく見ていきましょう。

引っ越し時の荷物の一時的保管先

引っ越しの際に、すぐに使わない荷物の一時保管先として、トランクルームを短期利用することができます。
荷物の出し入れを利用者自身が行うので、引っ越し業者の料金を節約することができます。
引っ越し業者に預けた場合、自由に荷物を取り出すことが難しくなります。好きなタイミングで荷物を出し入れができるトランクルームは、非常に便利です。

家のリフォーム時の家具の一時的保管先

家のリフォームは数ヶ月かかることが一般的で、リフォームが完了するまでの間はホテルなどに仮住まいをすることになります。
大きさや種類などによっては、仮住まい先に置けない家具もあります。そういった時に、トランクルームを短期利用して保管することができます。

転勤やIターン・Uターンが決まった際

転勤やIターン、Uターンなどは急に決まることも珍しくないため、荷物をどうするかで悩む方も多いです。
使うかどうか決まっていない家具や家電は、トランクルームを短期利用して保管することができます。保管場所が決まっていれば、余裕を持って引っ越しの準備をすることができます。

仕事の荷物の置き場

仕事に関する荷物の置き場として、活用することもできます。
特にECサイトを運営している方にとっては、商品の短期間の保管場所として利用できるので、非常に便利です。

法人利用の場合

法人利用でトランクルームの短期利用を行うケースには、以下の4つがあります。

  • ・オフィス移転時の保管先
  • ・オフィスのレイアウト変更時の一時保管先
  • ・余分な備品の一時保管
  • ・出荷前の商品の一時保管先

それぞれのケースについて、以下で見ていきましょう。

オフィス移転時の保管先

オフィス移転時に、移転が完了するまでの荷物の保管先として、トランクルームを短期利用すると便利です。
移転先の近くのトランクルームを利用すれば、荷物の持ち運びを楽に行えます。

オフィスのレイアウト変更時の一時保管先

オフィスのレイアウトを行う際は机や棚などを移動させる必要がありますが、置く場所がないというケースもあります。
そういった時にトランクルームを短期で契約して預けておけば、置き場所の問題を解消できます。

余分な備品の一時保管

企業の拡大などに伴って備品が余ってしまい、オフィスに保管することが難しい、というケースもあります。
トランクルームを短期利用して一時的な保管場所にすれば、必要な時に気軽に取り出すことができます。

出荷前の商品の一時保管先

出荷前の商品の一時保管先として、トランクルームを短期利用することも可能です。
出荷先に近いトランクルームに保管すれば、必要な時に商品の運び出しをスムーズに行うことができます。

トランクルームを短期利用する際の注意点


トランクルームを短期利用する際には、以下の5つに注意が必要です。

  • ・最低利用時間の確認をする
  • ・最短利用開始日の確認をする
  • ・初期費用が必要な場合がある
  • ・解約のタイミングや手順の確認をする
  • ・広さや保管場所やセキュリティを確認する

それぞれの注意点について、以下で解説します。

最低利用期間の確認をする

トランクルームの運営会社によっては、最低利用期間が決まっている場合があります。
最短であれば1ヶ月のタイプがありますが、3ヶ月や6ヶ月、あるいは1年のタイプもあります。短期利用を検討しているのであれば、最低利用期間がどれくらいの長さになっているかを、事前にチェックしておきましょう。

最短利用開始日の確認をする

申込をしてから、実際にトランクルームを利用できるまでの期間を確認をしておきましょう。
利用可能になるまで数日かかるトランクルームがある一方で、即日利用可能なトランクルームもあります。すぐに利用したい場合は、即日利用可能なタイプを選ぶことをおすすめします。

初期費用が必要な場合がある

トランクルームの初期費用は、利用料金の1.5〜3ヶ月分くらいが相場となっています。
1ヶ月、あるいは1ヶ月未満など短期利用する場合、長期で借りるよりも初期費用が割高になる可能性があります。

解約のタイミングや手順の確認する

解約日までに解約の手続きが終わらないと、さらに1ヶ月使用料金を払うことになります。
解約のタイミングや手順は、事前に把握しておく必要があります。契約前に確認しておくと、解約の手続きをスムーズに行うことができます。

広さや保管環境やセキュリティを確認する

保管するためのスペースが十分にあるかどうか、保管環境は整っているか、セキュリティ対策は充実しているか、といった確認も重要です。
十分な広さがあれば余裕を持って保管ができますし、空調が備わっていれば、保管環境が整っているといえます。監視カメラや防犯センサー、スタッフの定期的な巡回などがあれば、盗難などの被害の防止につながります、

トランクルームの種類


トランクルームには主に屋外型、屋内型、宅配型の3種類があります。
それぞれの特徴について、以下で解説します。

屋外型

屋外型は、屋外に設置されているタイプのトランクルームです。
サイズは大きめのタイプが多く、大きな荷物を保管するのに向いています。敷地内に車で乗り入れすることが可能なので、荷物の出し入れを簡単に行うことができます。
料金は、1帖未満であれば月額5,000円以下、4帖を超えると月額15,000円以上が相場です。
セキュリティ対策が不十分であることが多く、屋内型や宅配型と比較すると、盗難や不法侵入などのリスクが高いと言えます。また、空調設備が無いタイプが多いため、保管している荷物が温度や湿度の影響を受けやすいです。

屋内型

屋内型は、建物の中に設置されているタイプのトランクルームです。
空調設備が整っているタイプが多いので、温度や湿度の変化による影響を受けることが少なく、デリケートな荷物でも安心して保管することができます。監視カメラや防犯センサー、スタッフの定期的な巡回など、セキュリティ対策が充実しているタイプが多いです。
屋外型に比べると料金が高くなるケースが多く、1帖あたりの料金は、屋外型と比較すると5,000円以上高くなる可能性もあります。

宅配型

宅配型は、業者が荷物の運び出しや保管、取り出しまで行ってくれるタイプのトランクルームです。少量の荷物でも気軽に預けられることから、近年人気が高まっています。
利用者は荷物の出し入れの手間を省くことができるので、非常に便利です。荷物は業者によって専用のトランクルームに運ばれ、保管されます。荷物が必要になった時は、宅配便で送ってもらうというシステムです。
月額は箱の数やサイズで異なりますが、大体110〜330円くらいが相場です。
荷物を取り出す時は配送になるので、手元に荷物が届くまでにはある程度時間がかかります。そのため、保管している荷物を必要なタイミングで取り出せない可能性もあります。

まとめ

トランクルームは短期利用が可能ですが、利用期間は1ヶ月である場合がほとんどです。そのため、1日や1週間程度の短期利用を希望している場合でも、1ヶ月での契約で利用することになります。コストを抑えたいなら、屋外型がおすすめです。
また、デリケートな荷物を預けるなら屋内型、忙しくて荷物を運ぶ時間が無いなら宅配型を利用すると良いでしょう。どのタイプのトランクルームが向いているかを事前にチェックしておくことで、快適にトランクルームを利用することができます。

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