“働き方改革”実現の近道はサービスの導入!?「ワークスタイル変革EXPO」に行ってきた
皆さんの会社では、「働き方改革」に向けた施策は進んでいますか。
社員一人ひとりが働きやすい環境を整えるのは、総務の大きな役割。今まさにどのような対応をすべきか検討中の方も多いのではないでしょうか。しかし、数あるサービスの中から、何を導入するか決めるのは難しいもの。
今回は、2017年7月26日(水)~28日(金)の3日間にかけて東京ビッグサイトで開催された「第4回ワークスタイル変革EXPO」より、選りすぐりのサービスを紹介します。
ワークスタイル変革EXPOってなに?
「ワークスタイル変革EXPO」は、コスト削減や生産性向上といった企業の課題を解決するサービスを展示するイベント。「総務・人事・経理ワールド」の一環として、毎年東京ビッグサイトで開催されています。
今年で4回目の開催を数える同イベント。テレワーク支援や会議システムをはじめとして、さまざまなサービスが集います。
社員の働き方を改革するどのようなサービスがあるのか、具体的に見ていきましょう。
①USBキーを差し込むだけで、リモートワークが可能に!―NTTテクノクロス株式会社
最初に紹介するのは、NTTテクノクロス株式会社が提供するリモートアクセスサービス「magic connect」です。
近年、会社以外の場所で業務ができるように「リモートワーク」の考え方が普及するようになりました。同サービスは、「資料を作成するためだけにわざわざ会社に戻るのは時間がもったいない」「子供の具合が悪いので、家で面倒を見ながら仕事をしたい」など、働きやすさを実現するために、モバイルワーク・在宅ワークを可能にするものです。
使い方はとても簡単。
仕事をしたいパソコンに専用のUSBキーを差すだけです。たったこれだけで、会社パソコンの画面を簡単に呼び起こすことができます。
iPadなどのスマートデバイスで仕事をしたい際には、専用のアプリを起動するだけ。仮想マウスを使うことによって、より直感的な操作ができるようになっています。
セキュリティ対策もきちんとされているため、官公庁や企業で幅広く活用されているのだそう。リモートワークを社内で導入しようと考えている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
会社情報:NTTテクノクロス株式会社
サービス情報:magic connect
②キッズスペースを併設した次世代のモバイルワークオフィス!―株式会社ザイマックス
続いて紹介するのは、株式会社ザイマックスが提供するモバイルワークオフィス「ちょくちょく…」。
「外出先の空いた時間に社員に仕事をしてもらいたいけど、カフェなどのたくさんの人がいる場所だと情報漏えいのリスクが心配……」。そんな企業でも安心してリモートワークができるように、同サービスは、四方をパーテーションで囲った「半個室」を中心に提供しています。
通常のレンタルオフィスだと月〇〇円とう料金形態のところも多く、元が取れるか心配だという方も多いかと思います。しかし「ちょくちょく…」は、15分200円からの従量料金制。費用がかかるのは利用した時間分だけなので、無駄な出費を抑えることができるのも、同サービスの大きな特長です。
子供がいる方は、自宅を離れて仕事をすることに抵抗を感じるかもしれません。しかし、「ちょくちょく…」はこの問題にも対応。キッズスペースを併設することによって、子供のそばにいながら仕事ができるようになるのです。
現在、東京駅や新宿駅など、都心オフィスエリアの主要駅を中心に30店舗を展開しているとのこと。
外出する社員が多い東京の企業の方は、導入を検討してみていかがでしょうか。
会社情報:株式会社ザイマックス
サービス情報:ちょくちょく…
③自分の分身を会社に置く働き方を実現!?―株式会社オリィ研究所
近未来型のサービスを紹介しましょう。
株式会社オリィ研究所が提供する分身ロボット「OriHime」です。
育児や保育、病気などで出社できず、在宅で業務をしなくてはならない社員がいるとき、「OriHime」の出番がやってきます。ロボットを分身として置き、本人が遠隔でロボットを操作することによってその場に本人がいるような臨場感を出すことができるのです。
ロボットには、カメラ・マイク・スピーカーを内蔵。遠隔操作により見たい方向を向くこともできますし、多彩な動作で感情を表現することもできます。導入している企業の中には、社内の福利厚生施設の受付に分身ロボットを置き、在宅の社員が対応しているといった先進的な実験をしているところもあるのだそう。
アイデア次第でさまざまな活用の可能性が広がる製品と言えるのではないでしょうか。
会社情報:株式会社オリィ研究所
サービス情報:OriHime
④社内SNSでコミュニケーションを活性化!―トークノート株式会社
続いて紹介するのは、トークノート株式会社が提供する社内SNS「Talknote」。
皆さんは、SNSを「私的に利用するもの」だと思っていませんか。実は、企業内のコミュニケーションを活用するためのSNSもあるのです。
通常、社員で行われるコミュニケーションは、会話や電話、メールなど手段が限られています。これらのコミュニケーションでは気づかない会社の現状を把握するために、同サービスは活用できるのだそうです。
<主な機能>
・プロフィール
・既読・未読
・スタンプ
・ファイル添付
・メール連携
・社外コミュニケーション
・メンション
・いいね
・検索
このように、搭載している機能は多種多様。社員同士でLINEをするような感覚で、気軽にコミュニケーションをとることができるのです。シンプルさを追求しており誰でもすぐに利用できるので、社内のコミュニケーションを活性化させたい企業の方はぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
会社情報:トークノート株式会社
サービス情報:Talknote
⑤世界の各拠点と同時に会議ができる!―株式会社ランネットシステム
グローバル化が進む中、「海外にいる社員と会議するためのインフラを整えたい」と考えている企業の方におすすめのサービスを紹介します。株式会社ランネットシステムが提供する「V2 conference」です。
このサービスの最大の特徴は、世界最高水準のデータ圧縮技術によって100kbpsでの送受信を実現したこと。そのため、インフラが整っていない海外諸国との通信にも活用できるといいます。
多拠点同時接続が可能なため、世界の各拠点に通信して会議を行うこともできるそう。海外とのWeb会議の体制を作りたいと考えている企業はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
会社情報:株式会社ランネットシステム
サービス情報:V2 conference
⑥自然の心地良さを感じる働きやすいオフィスに!―ダイヤオフィスシステム株式会社
働きやすい環境を実現する上で、オフィスはとても重要な役割を担います。
最後は、ダイヤオフィスシステム株式会社が提供する働きやすいオフィスデザインを紹介しましょう。
オフィス移転やリニューアルサービスを提供する同社が推薦するオィスデザインのコンセプトは「感じるオフィス!」。社内にいながら自然を感じることができるようなデザインです。
風向きが変わる送風機を備えつけることによって、自然の風の心地良さを感じながら仕事ができます。
また、床や壁をコルク素材にすることによって足元にも自然が加わります。コルクは防音・吸水性にも優れているため、機能面でも効果を発揮。オフィスのデザインをより働きやすいものに変えたいと考えている企業は、同社に相談してみるといいかもしれません。
会社情報:ダイヤオフィスシステム株式会社
企業が実現したい環境に合わせて適切なサービスを
リモートワーク支援をはじめとして、「ワークスタイル変革EXPO」にはさまざまなサービスが出展されていました。
働き方改革が求められる現在の社会においては、あらゆる境遇の社員が、何かしらの理由で仕事が続けられない状況になってしまわぬよう、働きやすい環境を整えることが企業に求められます。
皆さんの企業でも、新たな働き方を実現する上で課題に感じていることがあれば、今回紹介したサービスを利用して解決してみてください。