導入事例

従業員の負担が増えずにCO2排出削減が可能

新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する

「新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する」をパーパスに掲げ、あらゆる産業のデジタルシフトに貢献すべく事業を展開する株式会社サイバーエージェント。1998年に創業以来、インターネット広告事業、ゲーム事業、新しい未来のテレビ「ABEMA」などのメディア事業を軸としてインターネット業界を牽引しています。

同社は2014年に他社サービスから保護(まもる)くんへ切り替えを実施。2021年に機密処理の依頼を自動化できる「Smart保護くん」へアップグレードいただきました。さらに、このほどカーボンオフセット付き「保護くんZERO」の導入を決定。そこで今回、保護くんを利用しての感想や保護くんZEROに対する期待、同社のサステナビリティ施策との関連について、ESG推進室 室長の岩瀬真紀子様と、経営推進本部 環境推進室の上野紗季様にお伺いしました。

企業名

株式会社サイバーエージェント

URL

ESG推進室 室長 岩瀬真紀子様(冒頭写真右)
経営推進本部 環境推進室 上野紗季様(冒頭写真左)

導入商品・サービス

  • 保護(まもる)くん
  • 機密抹消
  • Smart保護くん(スマートまもるくん)
  • 保護くんZERO(カーボンオフセット付き保護くん)

保護くん導入のきっかけについて教えてください。

セキュリティ強化に向けて、他社から切り替え

上野様:

以前利用していた他社の機密処理サービスでは、いつでも書類をボックスから取り出せることができたのですが、2014年にセキュリティ強化を目的として保護くんを導入しました。保護くんに間違えて重要書類などを入れてしまうと取り出せないという懸念があったのですが、この導入を一つの契機と捉え、社内の仕組み整備やその啓蒙なども同時に進めました。

社内におけるSmart保護くんの果たす役割

【Smart 保護くん】コロナ禍・DX推進による紙の節約など、紙が溜まる量が予想できない中、無駄な交換をせずに済む

コロナ禍当初、弊社も出社が制限され、当時はどの程度社員が出社しているのか把握が難しい状態でした。同時に、全社でDXを進めており、その一歩としてできるだけ紙を使わないようにしようという動きを取っておりました。この2つの点から、紙の利用量とそれに伴う溜まる量を予想することが困難だったのです。

そこで導入したSmart保護くんは、全体の7割の書類量になれば自動交換しにきてくれます。従来の保護くんであれば、投入された書類量に関わらず月1回交換されていましたが、投入量が少ない場合、交換がもったいないと感じていました。Smart保護くんであれば、実際の投入量によって自動交換してくれるので、交換回数の最適化が図ることができました。センサーで交換時期を自動で知らせてくれることも、とても便利です。

Smart保護くん利用の感想は?

良い意味で話題に上らない保護くん

上野様:

社内では保護くんが定着しており、社員の間で良くも悪くも話題に上ったり、不満・使いにくいという声が上がったりすることはありません。オフィス環境設計でベストな状態は、誰も何も気になることがないという状態だと考えているため、これはとても良いことだと思います。

サイバーエージェント様のサステナビリティ活動についてお聞かせください。

サステナビリティ施策の一環としてCO2排出量の情報開示を進める

岩瀬様:

2020年度から、グループ全体で国内の主なオフィスからの排出、提供するインターネットサービスの運営のため利用しているデータセンターからの排出、従業員の通勤、出張等を対象範囲としてCO2排出量を開示しています。現時点では排出削減目標を定めておらず、まずは排出量を正確に把握するという段階にあります。

カーボンオフセット付きの保護くんは貴社にとってどのような価値を生み出すと考えていますか?

業務に集中しながらCO2削減

岩瀬様:

保護くんは廃棄量のレポートを提供いただけることもメリットだと感じています。ちなみに、2021年度は、年間902.84本相当の森林伐採を抑制し、約26010.7kgの二酸化炭素排出抑制に寄与、「保護(まもる)くん」を利用した文書廃棄量は60,490kgです。CO2排出抑制効果をしっかり確認することができるので、とても助かっています。

*参考:https://www.cyberagent.co.jp/sustainability/environment/

従業員には業務で成果を上げることに集中してほしいため、保護くんを使うだけでCO2排出量の削減ができることがありがたいと思います。他にも業務のペーパーレス化、スタジオ照明のLED化、などの取り組みを行っていますが、業務効率を落とさず、自然な形でCO2排出削減が可能な仕組みを作っていく方が良いと考えています。今後も保護くんを利用しながら、環境負荷の低減と事業活動の効率性の維持の両立に取り組んでいきたいと思います。

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