「欲しかった暮らしを、しよう」
「欲しかった暮らしを、しよう」をコーポレートスローガンに、中核事業の新築分譲マンション事業に加え、シニア分譲住宅開発運営事業や不動産投資事業など、「住」に関わる分野で総合的に事業を展開するフージャースグループ。「住まい」に関わるあらゆる分野で、お客様の視点に立って「本質」を見極め、お客様のニーズを深堀りし、ニーズはあるのに供給がない「新しい価値」を創り出し、マーケットに提供していくことを使命としています。
創業は1994年。2022年の連結売上高が795億円と、急速な成長を遂げてきました。昨今ではESGを重視し、事業を通して環境や地方創生、少子高齢化など社会課題の解決に貢献するという姿勢を鮮明にしています。
同社はグループ会社のシュレッダーが故障したことをきっかけに、弊社の「Smart保護(まもる)くん」を導入いただきました。今回、Smart保護くんを採用した経緯や利用の感想などについて、同社管理本部企画総務部の横山様と及川様にお伺いしました。
導入商品・サービス
- 保護(まもる)くん
- 機密抹消
- Smart保護くん(スマートまもるくん)
機密文書廃棄全般に関して、導入前の課題はどのようなものでしたか?
手間とセキュリティ面に課題があった
及川様:
機密文書回収ボックス「保護(まもる)くん」を導入する以前は、オフィスビル内に設置されていた業務用シュレッダーを使ってはシュレッドゴミを持ち帰って捨てるか、社内にある小さなシュレッダーを使って重要な書類を処理していました。スタートアップということもあり、事業が拡大するにつれて社員が急増。社員数が20名くらいの規模になったときに、「人も増えたし、そろそろセキュリティボックスに機密文書を入れて処理してもらえるサービスを導入したいね」という話題が出て、「保護(まもる)くん」の導入を検討しました。
横山様:
弊社は、エンドユーザーの個人情報を多く取り扱うという特徴があります。社内でも、机上整理を含めたセキュリティ意識のマインド醸成をはじめ、できるところから徹底し、セキュリティ強化に努めてきたという経緯があり、今回の導入はその一環でもあります。
Smart保護(まもる)くん採用の決め手は?
手間の削減とセキュリティ強化につながる点が決め手
及川様:
シュレッダーが故障した際、シュレッダーを使い続けるのか、または溶解処理サービスに移行するか、の2つの選択肢をまず検討しました。排出される紙の量が多いので、今後も故障するかもしれないシュレッダーを直し続けることはコスト面で懸念があり、また、運用でも手間を感じていたので、シュレッダーという選択肢はなくなり、溶解処理サービスを利用する方向で検討したという経緯があります。
その後、機密書類廃棄サービス3社が候補に上がり、最終的に日本パープルさんに決定しました。決め手となったのは、やはりセキュリティ面ですね。一度Smart保護くんに入れたら基本的に取り出せないので、安全面でのメリットを感じました。
また、シールを剥がしクリップを取る必要もないので、人件費削減も可能で費用対効果がありそうだという点も決め手となりました。現在は、導入したグループ会社2社ではシュレッダーを使わず、Smart保護くんのみを利用しています。
シュレッダーは目の前で紙を「刻んで」くれるので、目に見える安心感があるというのが従来の考えですが、セキュリティを確保しているものの紙をそのままBox(Smart保護くん)に入れることへの抵抗感はありませんでしたか?
横山様:
不動産業界ではわりと保護くんの認知度が高く、社内でも保護くんを検討していると話したところ、「早く導入してほしい」という声が上がったほどです。そのため、そのような懸念はありませんでしたね。
ペーパーレスの取り組みと並行されたのでしょうか?
横山様:
弊社ではオンライン会議も増え、ペーパーレスには力を入れているのですが、業界の特性としてお客様にお渡しする書類は紙が多く、さらに10年保管が必須の紙書類もあります。管理会社ではペーパーレスには積極的に取り組んでおりますが、残さざるを得ない書類も多く、Smart保護くんに頼っている、そんな状態です。同様に、開発事業会社でも、業界特性もありまだまだ紙の書類が多いので、Smart保護くんに活躍してもらっています。
御社から見て、溶解処理とSmart保護くんの違いについて、どのようにお感じになっていますか?
及川様:
まずは手間がかからないことが大きな点です。ダンボールで回収してくれるサービスにおいては、「紙だけにしてダンボールに入れてください」と要求されることが多いと思います。Smart保護くんは、そのままクリップ付きで紙を入れるだけで済みます。
また、弊社は個人情報が記載された書類が多いため、「入れたら終わり」という点がセキュリティの観点からメリットを感じます。Smart保護くんを開けることができないことも、心理的に安心です。
横山様:
従来、個人情報関連書類を一斉に廃棄する際は、廃棄書類の入った箱を鍵のかかる場所で管理をしなければなりませんでした。書類の入った重い箱を移動して社内で保管申請をあげるといったプロセスが、Smart保護くん導入によってなくなったことはメリットだと感じています。
Smart保護くんに付帯しているカーボンオフセット機能について、どのように活用していきますか?
横山様:
今後、弊社が発行しているサステナビリティレポートで取り組み自体を紹介していきたいと考えています。
Smart保護くんに対する今後の期待を教えてください。
及川様:
すぐにSmart保護くんが満杯になりがちなので、満杯になる前の通知時期を早める調整を先日行っていただきました。Box内に入っている容量をその都度視覚的にし、かつウェブなどで確認できる機能があれば、社内の廃棄書類を出す量を調整できるので、ご検討いただければ嬉しく思います。
編集後記
今回のインタビューでは、主に「手間の削減」と「セキュリティ確保」を理由としてSmart保護くんを導入していただいたことがわかりました。さらに、今後Smart保護くんを利用することによるCO2排出量も可視化されてくることから、サステナビリティ貢献への期待も持たれています。今回頂戴したご要望も含め、今後もサービスの向上に努めてまいります。