既存製品の後追いをせずに、オリジナルの医療選択肢を開拓
帝人ファーマ株式会社は、「医薬品事業」と「在宅医療事業」の2つの事業のシナジーを強みにユニークで革新的なソリューションをグローバルに提供しています。
同社は既存製品の後追いをせず、グループの強みを活かしてオリジナルの医療選択肢を開拓。治療フェーズにおける「骨・関節」「呼吸器」「代謝・循環器」領域を中心に発展を続け、「リハビリ・脳神経」領域にもラインナップを拡充してきました。
また、回復期/長期ケアにおける再生医療等製品、最先端の情報共有システムによる健康管理支援・リハビリ/介護まで、シームレスなヘルスケアを展開しています。現在は、医薬品と医療機器の専門性を最大限発揮し、両者の技術融合を進めて革新的な自社製品の創出を目指しているとのことです。
弊社のパソコン・HDD・サーバー機密物廃棄・抹消サービスをご利用いただいている在宅医療事業では、慢性呼吸不全の治療法の一つである在宅酸素療法をはじめ、睡眠時無呼吸症候群の治療や慢性心不全の治療等において、医療機器および各種サービスを提供しています。
この度、同社で機器処理を担当する在宅医療企画技術部門 在宅医療事業創造部の石川優香様にサービス導入に至った背景やサービスの魅力などについてお伺いしました。
導入商品・サービス
- 機密抹消
ご検討いただく前の御社内の状況や、お問い合わせいただいたきっかけなどについてお聞かせください。
多種の機器を一貫して廃棄してくれる事業者を探していた
石川様:
今回、機器処理の事業者を探すにあたり、以前利用していた廃棄事業者に再びお願いすることを検討していたのですが、その事業者はすでに廃業していました。そこでインターネットで検索する中で、日本パープルさんのホームページにたどり着きました。調べてみると、社内の他拠点でも利用実績がありました。当部門では、PCに加えて、ウェアラブルデバイスやタブレット、スマホ、ハードディスク、そしてVHSも廃棄することがあるのですが、こういった多くの機種を一貫して廃棄してくれる事業者を見つけることができておりませんでした。
導入に至った決め手がありましたら教えてください。
セキュリティ対策が万全だと判断
石川様:
医薬品や医療機器を扱う業務特性上、取得せざるを得ない個人情報はセンシティブに取り扱う必要があり、責任者・担当者およびその任務等について取扱規程を策定し、その保護には万全を期しています。また、漏えいしてしまうと社会的信用失墜にも繋がりかねないという認識を持っています。そのため、機器についても、紙でいう機密処理に近い処理が必須となります。
日本パープルさんのホームページでは、回収から処理までの工程が最も丁寧に掲載されていて、情報漏えい対策が万全に施されているのではと判断し、採用に至りました。
サービスを利用した感想を教えてください。
回収から廃棄までのセキュリティが担保されている
実際に、機器を回収するドライバーの方は、機器を裸の状態のまま回収せずに、専用のセキュリティボックスに入れて回収していました。さらに、弊社担当者の目の前で施錠し、ドライバーご自身は鍵を持たずに処理施設まで輸送してくれます。これは、情報漏えい対策という観点からとても助かっていますね。申し上げるまでもありませんが、処理工程のみならず、輸送途中での紛失やデータ漏えいに関しても弊社は重大な責任をもっています。
また、機器処理の前後で写真入りの証明書を発行していただいているのですが、こちらから依頼しないと発行してくれないということではなく、当たり前のように自動で発行していただけます。手間もかかりませんし、正確に情報をトレースできるためありがたいと感じています。
このような我々の徹底した個人情報保護への意識はある種企業文化ともなっています。そこを日本パープルさんが共に請け負っていただけるのは嬉しい点です。
編集後記
今回、帝人ファーマ様には、PC機器等の回収から廃棄までの工程において徹底してセキュリティを担保していることをご評価いただきました。
当サービスでは、機器回収後、ドライバーは堅牢な専用回収ツールに機器を入れ、さらに現金輸送車と同等のセキュリティレベルを担保する警報器・GPS付きの「完全密封車」で輸送します。完全警備体制を敷いた機密処理専用プラントでも、様々なセキュリティ対策を施し処理工程が始まります。処理後は、部品に含まれる金・銀・コバルトを可能な限りリサイクルしております。今後も、お客様の利便性向上とセキュリティ担保、そしてサステナビリティを両立すべく、引き続きさらなるサービス向上に尽力してまいります。